古民家や古い社寺建築の梁などに見られるボコボコとした表情。
ちょうなと呼ばれる鍬(くわ)のような形で木の表面を削る大工道具の跡になります。
光の当たり方によりとても良い表情になります。
今某設計事務所様より桧の太鼓梁の加工を頼まれましたのでちょうな跡を表現しました。
ちょうなの跡が木目に与える影響がとてもいいです。
・・・機械使ってます。
今回は工期や予算の都合により本当のちょうなの跡ではなく機械で表現しました。
(※社寺や文化財の修理で再現する場合はしっかりちょうなを使ってます。)
伝統建築に携わる仲間からは邪道と言われるかもしれませんが、
機械を使ってもちょうなの跡を表現し、一般の方々に伝統建築の知識として少しでも残っていくと言う点では
少なからず意味があることなのかと思います。