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先代が仕入れて20年以上寝かせておいた桧を製材しました。

 幅30から40㎝前後の板に挽いておき、ここぞと言うときに使います。

 

想いを込めて造ったものは想いのある方に使っていただきたい。


そして、想いのある方が大事に使うものは同じものでも数倍長持ちします。

 服でも家具でも家でも、なんでもです。

 

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静岡・社寺建築

創業1907年 4代目・堂宮大工(企画立案・設計監理)

新築、文化財修理・古建築改修・修復・屋根替え・耐震改修・・・

株式会社 大藤建設

 

2014.09.15 | 伝統建築 新着情報

軒先の反り (茅負)

社寺建築特有の軒先の反り。

大きな木材より反りに合わせて木取りをするのですが、ただ寸法の間に合う材木を使えばいいということではありません。

写真のように反りのついた部位には自然の状態で反りのついた材木使ってあげるのです。

 

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よく言う、適材適所です。

人間個々に得意不得意があり大きな事業(会社、工場)での人材配置には考慮されているところだと思います。

 

木材も同様個々に最大限に力を出せる環境(建物への使用部位)があり

そこを見抜いてあげるのが大事です。

 

最後の写真は茅負の継手(2材の木材を長さ方向につなげる接合部)

加工途中ですが・・・。

 

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簡単に切断しボルト等で引っ張るやり方もあるそうですが

当社ではこの継手です。

 

手はかかりますが何十年後に必ず差が現れます。

 

 

静岡・社寺建築

創業1907年 4代目・堂宮大工(企画立案・設計監理)

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2014.07.09 | 伝統建築 新着情報

文化財研修のついでに

文化財研修で磐田を訪れた際 市指定の旧見付学校にも寄ってきました。
 
旧見付学校は堂宮大工の棟梁(9代目伊藤平左衛門)が建築にかかわった、現存する日本最古の木造擬洋風小学校校舎です。
 
内部は当時の風景を再現してあり面白いものを見つけました。
 
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 い・ろ・は・に・ほ・へ・と・・・・
 
大工が番付というものによく使うひらがなの並び。
(壱・弐・参・肆・伍・陸・・・  一・二・三・四・五・六・・・ のような漢数字と並行して使います)
 
平面上をグリッと割りして各部を ”い-参” ”と-伍” などとし柱の位置などを表現するときに使います。
 
  
い・ろ・は・に・ほ・へ・と・・・・最後まで覚えている人はなかなかいません。

 

 

静岡・社寺建築

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2014.06.08 | 伝統建築 新着情報

静岡県文化財建造物監理士 研修

先日の6月1日に

静岡県磐田市に行ってきました。

 

静岡県文化財建造物監理士の研修で

府八幡宮の楼門の解体修理の現場を見学させていただきました。

 

工事は屋根を解体し、桔木(ハネギ)が乗っているだけの状態まで進んでいました。

 

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現在の部材を1つ1つ印をし、元の状態に戻せるようにしています。

 

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このような歴史的建造物は

材料の状態、施工の仕方など、解体してみないとわからないところも多いのが現状です。

すこしでも多くこのような見学会に参加し勉強する機会をもちたいものです。

 

 

静岡・社寺建築

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2014.06.07 | 伝統建築 新着情報

日本伝統建築技術保存会 春季 研修

先日の5月25日・26日

毎年恒例の日伝建(日本伝統建築技術保存会)の春季研修、

今年は京都仁和寺にて開かれました。

 

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初日は京都工芸繊維大学名誉教授 日向進氏による

   「京の匠の技 ~大徳寺玉林院南明案にみる堂宮大工と数寄屋大工の協働」

 

そして京都府文化財保護課の吉田理氏による仁和寺 観音堂の半解体修理の様子や

御影堂・金堂の講演を聞きました。

 

大徳寺南明案での堂宮大工と数寄屋大工の協働はとても興味深く、特に1本の

鴨居の赤松丸太には仏事・茶事による大きな意味合いが込めてありました。

 

仁和寺・御影堂は内裏の清涼殿の部材を使用しており、また金堂は同じく内裏の紫宸殿を移築したものでした。

 

2日目はいよいよ現場研修 仁和寺観音堂半解体修理現場です。

 

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仁和寺内の建築はどれも和様という建築様式の教科書ということで目を凝らして見学してきました。

 

解体修理には新築では学べない技術がとても多くあり毎回楽しみにしています。

 

 

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2014.05.28 | 伝統建築 新着情報

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