建物の屋根を支える桁や梁。
地組とはこれらを現場で組建てる前に作業場や空地などで桁、梁などから上部を仮に組建てることを言います。
社寺建築で屋根(軒先)の納まりが特別複雑なものや、太鼓梁(丸太を使った真っ直ぐでない丸みのついた梁)を多様した建物の時に行うことがあります。
↑ 写真は以前の古民家の修理の際の地組の様子。
規模的に作業場内にギリギリ納まったので雨の心配もなく進められました。
梁などを組み込んだときの高さや間を確認しながらの作業になります。
こういった修理をすると本当に昔の人はすごいなと肌で感じることができます。
現代では高さや直線、直角を測るレーザーや木材の加工には電気道具も多様できます。(勿論、手道具もフル活用します)
ありきたりの感想ですが、こういった機器がない時代の建物本当にすごいです。