子供の頃から、虫(セミ)捕りやお祭り、豆まき、
遊具での遊び場だった地元の神社。
同級生や地域の人たちとの会話で”小芝さん”と言えばすぐに伝わる町の神社。
勿論、宮司さんやその家族もこの地で育った人たち。
そんな神社の仕事をさせて頂くことになりました。
大工を始めて、ある程度仕事の事を話しできるようになるまでは
知らなかったが、
先先代の祖父が若いころ主になって手掛けたのが、
この小芝八幡宮の本殿でした。
そんなこんなで、私にとってとても想いの強いこの小芝八幡宮の仕事に関われることは
とても光栄なことです。
気合も入ります。
社寺建築や、住まいに関して、
商品的な感覚で捉える方が増えており、
大手ゼネコンやHM、各職人が全体的に建物や建主さんに対して淡白、
そして建主さんも造り手に淡白になっているな、
と感じることが少なからずある一方、
今回の様なご縁は大切にしていきたいと改めて思いました。
静岡・社寺建築
創業1907年 4代目・堂宮大工(企画立案・設計監理)
新築、文化財修理・古建築改修・修復・屋根替え・耐震改修・・・
株式会社 大藤建設
本堂 向拝(正面の軒下部分)の柱の根元の修理。
以前、柱の根元に銅板がまかれていたため
雨などの湿気を乾燥できずに腐ってしまった部分を修理。
柱の根元を加工してつなぐことを ”根継ぎ” といいます。
ジャッキアップも他の部材への影響を考慮して
治具を使っての作業となりました。
思った以上の腐りや蟻害がなくて一安心しました。
静岡・社寺建築
創業1907年 4代目・堂宮大工(企画立案・設計監理)
新築、文化財修理・古建築改修・修復・屋根替え・耐震改修・・・
株式会社 大藤建設
寺院本堂、耐震調査の現調。
伝統的な構造に適した方法で調査、計算、
現代の住宅の考え方(固める建築)とは違った路線でも考えていきます。
社寺建築や土壁を使っているような古民家の耐震に
安易に筋交いや合板での補強は考えものです。
色々な選択肢の中から、社寺建築や古民家の構造的な本質を
考えながら進めます。
形は残っても、その建物の持ち味がなくなっては
お金をかけての保存修理の意味がありません。
また、これらの建築は今後何十年後かの修理も頭に入れて計画を進めなくてはいけません。
以後の改修、修理に影響のでる行き当たりばったりの耐震補強も目にすることもあります。
心を込めて大切に使っていただいている建物、
どのような改修がよいか検討を進めていきます。
静岡・社寺建築
創業1907年 4代目・堂宮大工(企画立案・設計監理)
新築、文化財修理・古建築改修・修復・屋根替え・耐震改修・・・
株式会社 大藤建設
祖父、父、私。
私の代で3世代のお付き合い。
ながいお付合いさせて頂き、感謝しかありません。
静岡・社寺建築
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新築、文化財修理・古建築改修・修復・屋根替え・耐震改修・・・
株式会社 大藤建設
今まで何となくあるのは知っていたけれどよく見ると扇垂木。
写真で軒先の垂木という部材が扇状に広がっているのがわかると思います。
手がこんでます。
当時、予算があったわけではないが少しでも町のために手を入れたいと
頑張った大工さんの様子が部材や納めを見てわかります。
静岡・社寺建築
創業1907年 4代目・堂宮大工(企画立案・設計監理)
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寺院 庫裡(住職の住まい)の浴室改修
薪で炊いていたお風呂を改修、
それに伴い脱衣場や外壁、裏口玄関も改修しています。
写真は板金屋さんに少し大きくした裏口玄関の屋根に
ガルバニウムの仕上げを施してもらっているところです。
寺院や庭、周辺の建物や街並みにも配慮して
屋根の材種や色を検討して決めていきます。
静岡・社寺建築
創業1907年 4代目・堂宮大工(企画立案・設計監理)
新築、文化財修理・古建築改修・修復・屋根替え・耐震改修・・・
株式会社 大藤建設
ある町の神社。
覆屋がだいぶまいってきてます(^-^;
よくある自治会での管理ですがこの時代、継続が難しいですね。
そして、少し前にはこの様な社や覆屋を手掛けることのできる
大工さんや板金、瓦屋さんがだいたい各町にそれぞれいましたが、
今では・・・。
職人と言っても取り付け屋の様な仕事が増えてる現在、この先どうなっていってしまうのでしょうか。
静岡・社寺建築
創業1907年 4代目・堂宮大工(企画立案・設計監理)
新築、文化財修理・古建築改修・修復・屋根替え・耐震改修・・・
株式会社 大藤建設
年末年始の営業についてのご案内です。
2017年12月29日(金) より 2018年1月4日(木)まで
休暇とさせて頂きます。
新年は1月5日(金)より通常営業とさせて頂きます。
なお、緊急事案やお問い合わせにはできる限り対応したいと思っておりますので
HP問合せメール又は携帯電話にお願いします。
2017.12.25 | 新着情報
社寺の仕事も進んでます。
現在、小さな稲荷社の修理の加工を作業場で進めています。
今回は風雨の影響が大きい浜縁の修理です。
写真の建物一番前2本の柱の足元にある縁です。
ちょっと風化が進んでいますが、、、
普段、私どもが調査をした際、このぐらいの風化では
取替えを提案しません(一部修理など選択はいくらでもあります)が
今回はそれ以外の事項もあったため浜縁だけ取替になりました。
また、今回住職や関係者とお話をさせてもらって出てきた改善点。
取替えた縁を組んでいくときに反映させてきます。
社寺について
静岡・社寺建築
創業1907年 4代目・堂宮大工(企画立案・設計監理)
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株式会社 大藤建設
建物の基礎を作る時に
みなさんご存知の通りコンクリートを使います。
(石場建て工法の場合は石を使いますが・・・)
地盤を転圧して整えて、
鉄筋を決まった寸法に配置し、
コンクリートの基礎の形を作るための型枠を作り
コンクリートを流し込みます。
鉄筋コンクリートの基礎です。
(鉄とコンクリートはそれぞれの持っている力、特徴が違うけど、相性がいい。
一緒になると素晴らしい力を発揮してくれるのでよく使われているのです。
なんか、いい関係ですね。)
一般的に確認申請や住宅瑕疵保険の関係で鉄筋の配置の検査が行われています。
が、
コンクリートの品質の検査は木造住宅ではほとんどされてないとのことでした。
(今回を含めた数回の検査員との会話でわかりました。)
当社は規模が小さい住宅でもコンクリートの品質の検査を実施しております。
地盤調査、木材検査を含め建物の軸となる部分はできるだけ・・・
写真はコンクリートの色々な性能検査の様子です。
2017.11.02 | 新着情報