木の家

木の家

俗に言う都会、東京やニューヨークなどのお洒落な高層マンションやホテルではなく、自然豊な海や山、農村、里山、ペンションや山荘のような空間での生活に豊かさや心地よさを感じる…。
そんな気持ちに共感いただける方のお役に立てればと思っております。

木組みの家には、土壁などの自然素材と緑を出来るだけ多く取り入れていきます。
現在の家づくりに使われる自然素材は、日本の気候風土にあったものが長い年月をかけて残ってきたものでそれぞれの素材には素晴らしい質感や表情があり、調湿や蓄熱などの性能や数値的なデータだけでは表現で きない感覚的な良さがあります。美しく木が表された木組みに相性の良い自然素材があわさり、お互いによさを引出しなんともいえない美しい表情や風合いを出し、素晴らしい佇まいをもたらしてくれます。

伝統、自然素材…と単に昔ながらを表現した家づくりではなく環境や住まい方の変化に合わせた省エネ、温熱設計も行い飽きのこないスッキリとしたデザインで設計します。
手法としては建物の配置やプランにより光や風を活かし、自然が本来持っている力を利用したパッシブデザインで提案しています。

柱、梁、貫、足固め…木組みの家を構築する重要な木の部材。これらを対等に組み土壁と共にめり込みや摩擦で減衰、復元力を生み、ねばり強い建物を構築します。
私共は大地震の多い日本では固める強さだけでは限りがあると考え、ねばり強さも重点に置いて設計しております。木組みと土壁、自然素材は質感や風合いの相性だけでなく耐力的な要素(ねばり強さ)で見ても相性がよくベストな組み合わせと考えます。

私共の家づくりでは、住まい手の方にも無理なく手を動かし参加していただくことを提案させていただいております。壁塗り、土間の水石並べ、時にはステンドグラスの制作を。

世間で評価するところの物の価値では図れない愛情や愛着というものを住まいにも持っていただきたいからです。

どんな物でも愛情をたっぷりそそいだ愛着のある物は大切に使っていただけ、それが住まいならば住み継いでいってくれると思うからです。

そして、それが手の仕事で生まれた自然素材でできたものならばながい年月で素敵な年のとり方をします。木や土、塗壁、瓦…とてもよい質感、風合いを出してくれます。
手や顔がシワだらけでも笑顔が素敵で温もりのある表情のおじいちゃんやおばあちゃんのように…。
住まい手と共に豊な年のとり方をしていただくために…。

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